院長ブログ

　　昨日、患者さんと『蛍』について盛り上がりました。あまり、蛍を見たことがないとの事です。僕の実家でも小さい頃は沢山みれたのですが、最近は大変少なくなってきています。今年も、岸和田の相川（そうがわ）町で6/16（土）午後7時半から午後9時半まで『蛍祭り』が開催されます。良い機会だと思いますので、御家族でみに行かれてはいかがでしょうか？

　　ちなみに、成虫になった蛍は歯などは退化してないため、水分補給をするぐらいしかできません。

　　歯と口の衛生健康週間の始まりです。6/4は6と4で虫歯です。語呂あわせですね。6/4から6/10までを『歯と口の衛生週間』と定めています。歯医者さんは痛みがでないとなかなかいかないものですよね。誰だって痛いのは嫌ですよね。僕も痛がりで、怖がりです。せっかくの機会ですので、検診をされたらいかがでしょうか？

　　昨日は、神戸の『六甲山牧場』へ行ってきました。出発前は少し雨がぱらついていたのですが現地へ着くとまずまずの天気でした。環境も良く、羊、馬、牛とたくさんの動物たちとの触れ合いを楽しみました。

　　ところで、羊の歯は何本あるか御存知ですか？答えは「32本」です。下顎に門歯（人間の切歯）があり、犬歯は無く、臼歯があります。そしてなんと上顎には歯がないのです。草食動物だからでしょうか？前歯は年齢を重ねるにつれ失われ、食べるのが難しくなり健康を妨げるようです。人間と同じですね。虫歯と歯周病から歯を守りましょう。

　　昨日は岸和田市立保健センターにて「むし歯予防市民大会」が開催されました。僕は歯周病検査を担当させていただきましたが、皆さんの歯に対する関心の高さに驚かされました。

　　歯周病の検査をしていると、お会いしたことのある患者さんが来られました。実はその患者さんは3月の当院の内覧会院にいらした患者さんでした。歯医者さんに行きたいんですが、どうしても怖くてとの事。「まずは無料検診を受診してから予約をいれたいの」とおっしゃっていました。本当に縁だと思いました。こういう縁を一つ、一つ大切にしたいと思うとともに「むし歯予防市民大会」に参加できてよかったと思いました。

　　カリオスタッド＝「齲蝕活動性試験」

　　プラークの酸産生能を評価する試験です。虫歯のなりやすさを測る指標だと思ってください。結果が悪ければ虫歯になりやすいと言うことですので、口腔清掃、食生活の見直しが必要になります。

　　しかし、歯磨き以外のカリエスリスクも影響があります。歯磨きをしていても虫歯ができてしまう人は次の項目をチェックしてください。

�@正しく磨けていますか？→歯茎の境目や噛み合わせの溝をチェック

�Aフロスは使っていますか？→歯と歯の間は歯ブラシでは磨けないですよ。

�Bフッ素は使っていますか？→フッ素は歯を強くします。

�C甘いものをダラダラ食べていませんか？→子供は喜ぶでしょうが、いつまでもお口のに甘いものがあれば虫歯になりやすいです。食べてもいいですが、保護者がしっかりと管理してあげましょう。

　　あります。一概に結論付けるのは難しいですが、虫歯のできかたに差はあるでしょう。兄弟でもカリエスリスクに差はありますし、どうしても下の子供さんは上の子供さんと同じような時期に甘いものを食べ始めることが多いからです。かといって、上のお子さんが甘いものを食べているのに下の子供さんにあげないと言うのはかわいそうですよね。悩むところですが、だらだら食べずに時間を決めて食べるといったところが必要になると思います。

　　ちなみに、一卵性の双子ちゃんでさえ虫歯のできかたに差があります。
 　　　　　　　　　　　　　　　　

　　歯をあまり磨かないのに虫歯にならない人はいます。

　　虫歯になりやすいかどうか（カリエスリスク）は個人差があるからです。昨日もお伝えした通り、色々な要素が組み合わさることにより、虫歯は発生します。

　　　　　　虫歯＝細菌による感染症

　　よって、保護者からの虫歯菌がうつるのをやめてあげてください（スプーンによる口移し　　　　　等です）

　　ただ、歯ブラシができていればあまり問題はありませんので、神経質にならず、スキンシップはとりましょうね。

　　虫歯を予防するには、子供でも歯ブラシと補助道具（糸ようじ等）を使うことです。

　　齲蝕のなりやすさは高血圧や糖尿病や脳梗塞などと同様に個人差があります。

　　カリエスリスクを決定する因子は

　　　�@口腔内の齲蝕原因の数、種類

　　　�A歯の質、形状

　　　�B唾液の量、質

　　　�C食生活（だらだら食べ、歯磨き習慣の有無)

つまり、齲蝕は細菌による感染症であり、生活習慣病でるとともに、生まれ持っての体質に影響されるものなのです。

　　昨日は、滋賀県長浜市でおこなわれた『小和田哲男』静岡名誉教授の講演へ行ってきました。小和田先生はよくテレビでも取り上げられますので御存知のかたもおられるかもしれません。

　　来年はNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の時代考証をされるらしいです。主演の黒田官兵衛は大阪うまれの岡田准一さんが演じられます。楽しみです。

　　小和田先生の講演はやはりTVで何度も取り上げられるように非常にわかりやすい口調でした。

　　患者さんへの治療内容において如何にわかりやすく説明できるかなど参考になりました。