院長ブログ

　今年の祭り、いかがでしたか？医院の前もだんじりが駆け抜けていきました

　最近、セルフケアにおいて注目されているのは通常のブラッシングの後にデンタルフロスや歯間ブラシを使用しその後洗口剤を使うという3段階のセルフケアです。

　ブラッシングだけの人と3段階のセルフケアをおこなっている人とでは後者のほうが2倍歯肉が健康であるとわかりました。

　歯科検診も活用し、虫歯と歯周病からお口を守っていきましょう！

　先日、大河ドラマの放送された真田昌幸の最後の地である九度山に行ってきました。大河ドラマをみている僕には感慨深いものがありました。

道の駅にて

さすがです、バスまでもが真田一色です

　フランスのルイ14世は『歯はすべての病気の温床である』といってすべての歯をぬいてしまった強者です。しかし、すべての歯をぬいてしまったことで食べ物は丸飲み、胃腸の調子は常に悪くトイレも近かったようです。やはり、歯はできる限り残しましょう。

ルイ14世

　鎌倉幕府を開いたのはだれでしょう？そう、源頼朝です。源頼朝は落馬で死亡したといわれています。しかし、さんざん馬に乗って戦ってきた人が落馬で死んでしまうでしょうか？しかも征夷大将軍ですよ！『吾妻鏡』と亡くなる4年前に歯の病を患ったという記述からすると頼朝死因は『虚血性脳疾患』が原因ではないかと考えます。虚血性脳疾患によりフラフラし落馬して打ちどころが悪く亡くなったと考えます。みなさん、どうでしょうか？

　歯周病は虚血性心疾患、脳こうそく、誤嚥性肺炎にかかるリスクが数倍に跳ね上がります。

　皆様、お気を付けください！　

伝　源頼朝

　嫌なにおいの口臭。この口臭の原因の一つが、『舌苔』と言われる舌の上にこびりついた白や黄色に見える舌状のもの。この『舌苔』は実は舌からはがれた細胞や食べかす、そして細胞などが混ざったものです。夏バテで免疫力が落ち、唾液が減り、自浄作用が低下し、この舌苔が増え、結果、口臭を引き起こします。

　舌苔は、専用のクリーナーを使うことで減らすことができますが、口臭は歯周病が原因で起こることもあります。気になる方はご相談ください。

　歯周病や虫歯は、お口の中の細菌が引き起こす病気です。夏バテになり免疫力が下がってしまうと、細菌がどんどん増えてしまいます。また、唾液には細菌を洗い流すという重要な働きがありますが、夏バテで食事の回数が減ったり、水分不足になると唾液量が減少し、細菌を増やす原因になるでしょう。

　歯周病は最後は歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。夏バテになると細菌が増えて気づかないうちに歯周病が進行することもあります。

　歯ブラシの毛先が開いてしまうと、歯を磨く能力が60％ぐらいになってしまいます。当然、虫歯や歯周病のリスクも高くなります。

　また、毛先が開く=弾力がなくなります。その結果、歯茎を傷めたり、出血することがあります。

�@とにかく、乾燥

　水分があると、細菌はどんどん増殖します。通気性がよいところなど、しっかり乾燥できるところに置きましょう

�A歯ブラシの置き場を清潔に

　コップや歯ブラシスタンドはお掃除をさぼりがち。そこについた細菌が増殖し、歯ブラシにもついてしまいます。

�Bキャップをしたままにしない　

　通気性がどんどん悪くなります。

�Cトイレと同じスペースに置かない

　洗面所とトイレが同じ空間にある場合、トイレからの細菌が空気中に飛び散り、歯ブラシに付着します。