院長ブログ

　歯の磨きにくい場所にあわせたアイテムもあります。

　部分磨き用の「ワンタフトブラシ」はブラシの毛先が届きにくい部分にピンポイントで届きます。矯正装置の清掃にも有効ですね。

　歯間の間には「フロス」、隙間の広い部分には「歯間ブラシ」、夜寝る前には「デンタルリンス」を使ってみてはいかがでしょうか？

　なお、お口の状態は個人差があります。アイテムの使い方や、選び方は歯医者さんでオリジナルの指導を受けてくださいね。

　虫歯の発生と進行を防ぐには、フッ素をお口の中に残すことが重要です。

　フッ素の効能としては

�@歯を修復する

�A歯を強くする

�B虫歯菌を弱くする

などの効果があります。歯ブラシ後、何度もうがいをするとフッ素がいなくなってしまいます。すすぎは１〜２回程度にしてみてください。

　先日、尊敬する先生の一人、相原先生の勉強会に参加してきました。新しい知識を得ることができて充実した日曜日でした。

　この勉強会には驚いたことに高校の先輩も出席されていて世間は狭いなぁと思いました。　

　歯科医院での定期的なチェックを受けましょう。

　毎日のセルフケアだけでは、虫歯や歯周病菌の原因となる歯垢（細菌の塊）は完全には取り除けません。歯ブラシと糸ようじや歯間ブラシの補助道具を併用してようやく、80％ぐらいの除去率となります。

　正しい、「予防歯科」とは日々の「セルフケア」と歯科医院での「プロフェッショナルケア」の両輪が必要です。年に2回以上は歯科医院で歯と口の状態をチェックし、セルフケアでは落としきれない汚れ、予防処置、セルフケアの指導を受けてください。

　最低でも年に1回は受診してくださいね。御自身の誕生日月などに予約を入れていただくと忘れにくいかもしれませんね。自分へのプレゼントとしてメンテナンスしてあげてください。

　歯と歯の間は特に気をつけてください

　歯垢が残りやすいところは3か所です。「歯と歯の間」、「歯と歯茎の境目」、「歯の噛みあわせの溝」

　歯並びが悪いところ（叢生）、歯が重なっているところはさらに注意が必要です。最近では日本人の約4割に叢生があるといわれています。歯磨きの届きにくいところを把握してケアしましょう。

　毎日、きちんと歯を磨いているので自分は大丈夫！−思っていませんか？

歯磨きに自信があると答えた実に80%近くの人が実は磨ききれていないというデーターがあります。年代別にみると20代、30代がもっともみがけていません。ちなみに、20代は成人の中で歯科受診率がもっとも低いこともわかっています。磨いているつもでも磨けていないところがあります。歯科検診を受けて自分の弱点を知ってください。『彼を知り、己を知れば百戦危うからず』　【孫子より】

　歯が虫歯になると取り除かなければなりません。虫歯をすべて取り除くとそれで治療が終わりかというとそうではなく元の形を取り戻す（再建）事と、審美的にも回復させることが需要と考えています。現在では、保険でも前から数えて4番目、5番目の歯をも白くすることが可能になっています（色々な制約がありますが…）。審美的にも、機能的にも回復できればと考えています。

　最近は、よく取り上げられている乳がんについても同じように言えますよね。先日のヤフーニュースでも取り上げられていた乳房の再建も部位は違えど治療だけではなく審美的にも回復させることに重要性を再認識しました。

　思春期は歯春期の時期でもあります。12歳ごろに生えてくる第二大臼歯。13歳ごろにすべての歯が生えそろうはずです。お子さんはきれいな歯並びをしていますか？うちの子は男の子だから、女の子だからは関係ありません。強い顎といい歯で噛むことで、丈夫な骨、筋肉、脳に発達します。歯並びが悪いと虫歯のリスクが高まるばかりでなく、日常会話、英語の発音が悪くなります。奥歯の噛み合わせが悪いと、踏ん張りが効かなくなり、運動能力も落ちます。スマイルがいい人は歯もきれいな人が多いです。綺麗な歯並びの大人へ導いてあげてください。

　乳歯が生えそろい、永久歯へ交換し、最終的な大人の歯（親知らずを除く）が生えるのが12歳ごろに頭をだしてきます。しかし、実際にすべての歯が同じ高さになるのは13歳過ぎぐらいまでかかります。このころは多感な時期に入ってくる子供さんもいますが、できれば13歳ごろもまで仕上げ磨きをお願いします。コミニケーションもとれて一石二鳥です。

　このたび、研修医時代からの恩師の一人が退職することになりました。今まで、ありがとうございました。これからも公私ともによろしくお願いします。

みんなで一緒に！

山田先生、今までお疲れ様です