院長ブログ

　歯の交換期のトラブルとして一番多いのは、『乳歯があるのに永久歯が生えてきた』という相談が最もおおいです。

　下の前歯は、乳歯の後ろから生えてきて、上の前歯は乳歯の真下から生えるケースが多いといえます。いずれにしても個人差がありますので、心配でしたら御相談ください。

　週末は友人に誘われて『オオサカオクトーバーフェスト2014』に行ってきました。たくさんの人が来場されていて、熱気がありました。歌に踊り、充実した1日を過ごせました。色々な種類のアルコールもあり飲み比べもできました。

たくさんの人で賑わっていました

大道芸人の方もいましたよ。マリオが中央に！

　乳歯の前歯は隙間があることが多いです。3歳頃にはすべての乳歯が生えそろうため、奥歯の隙間は閉じがちです（糸ようじの使用が重要になります）。この乳歯の並びの隙間は異常ではありません。これは下から乳歯より大きな大人の歯が生えてきます。この歯の生えかわりに必要なスペースを確保するのに隙間があるのです（霊長空隙）

　4歳ぐらいを目安にしてください

　4歳を過ぎても反対咬合が自然に治癒しない場合は、その後の顎の成長などに影響がありますので気になる方は、御相談ください。

　口唇閉鎖不全とは、アレルギーや鼻炎などで鼻呼吸ができない場合に口呼吸になってしまい、それが習慣化することによって口唇が閉じれなくなることです。

　口唇の閉鎖不全は、口や咽頭粘膜の乾燥や気道感染をおこしやすくなります。

　日常生活で鼻呼吸と口唇の閉鎖を促してあげてください。意識するだけでもかわってきます。

3歳ぐらいまでなら様子をみましょう。

　おしゃぶりと同様に、指しゃぶりもあまり長く続けると歯並びに影響があります。ただし、3歳ぐらいまでなら生理的現象と考えてください。3歳を超えても指しゃぶりを続けている子は5歳になると約半分に開口などの問題がでてきます。

開口：下から見ると上顎と下顎の噛み合わせに隙間ができます

　『育メン』：育児に積極的に参加する男性

　僕ははたして…

　ライオンが実施した調査によると育児を通じ、清潔意識が高くなった男性でも、自分の口にはあまり関心がないことがわかりました。

　調査結果によると、全体の62％が子供の口腔ケアに関心があると答えたそうです。子供に虫歯がうつらないように気をつけている人は53％、帰宅時のうがいや手洗いを習慣化した人は60％にもいました。これに比べて自分の口腔内に関心を持った人は20％弱でした。

　保護者の口腔内が良い状態でなければ子供の口腔内に気をつけていても虫歯のリスクは高くなります。親子で口腔内を綺麗にしましょうね。スキンシップもとれますよ。

　僕も日頃は娘の歯ブラシはできませんが（帰ると妻と子供は寝ています⇒どこの家庭も似たようなものですか？）休日は娘の歯ブラシを必ずしています。

　週末は、家族をほって岸和田歯科医師会の行事に出席させていただきました。土曜日の診療後にサンダーバードに乗り北陸へ。金沢の兼六園を楽しみました。普段なかなか会えない諸先輩方と交流を持つことができ大変有意義でした。

旅館での一コマ

加賀100万石

癒されました

綺麗な花も咲いていました

　おしゃぶりはあまり長い間、使用していると歯並びや噛み合わせに影響がでやすいと報告があります。しかし、使用方法を注意すれば問題ないでしょう。

　一般的には3歳を過ぎれば使用頻度は急激に低下します。そのため3歳までは心配する必要はないと思います。しかし、長時間の使用や1日の長い時間の使用には注意が必要です。

　おしゃぶりには精神安定、睡眠導入等の利点もあります。

　保護者は上顎前突、開口などの異常がないかみてあげてください。

　気になるようでしたら何でも聞いてくださいね。