歯周病と高血圧は関係がありますか? |
投稿: ☁時々☀ 20% 20℃/13℃ |
現在、高血圧症の患者さんには様々な降圧剤が使用されています。その一つに『カルシウム拮抗剤』があります。この薬の特徴として歯肉の増殖を引き起こします。カルシウム拮抗剤を使用している患者さんの中には歯肉全体が盛り上がり、固くなってしまいます。こうした症状の時は、薬の種類を調べてみる必要があります。 また、この薬を服用しているすべての人に症状があらわれる訳ではなく、すでに歯周病があり、清掃状態が問題で何割かの人にあらわれるものです。 ポイントはやはり、ブラッシングです。柔らかい歯ブラシで歯と歯茎の境目を優しくブラッシングをし、歯垢(プラーク)を取り除いてください。 いずれにしても、薬の副作用により歯肉の増殖がおこっても、口の中の清掃をしっかりとおこなえばかなり症状は改善するでしょう。 カルシウム拮抗剤による歯肉増殖 |
2013年10月29日(火) |
糖尿病と歯周病は関係ありますか? |
投稿: ☀ 0% 21℃/⒒℃ |
関係あります。 その理由として、@感染に対する抵抗力の低下です。高血糖が続くと血液中の白血球の働きが悪くなり、プラーク中の細菌に対する抵抗力の低下。A血糖値の持続的な上昇は、血管障害をおこしやすくし、歯肉の血流が悪化して歯周病にかかりやすくなります。このように、糖尿病により血糖コントロールが不十分になると、それに伴って歯茎の状態も悪化する傾向にあります。 一方、最近では、歯周病をしっかり治療して、歯肉の炎症をなくすと、インスリンに対する反応もよくなり、血糖値も安定しやすくなることもわかってきました。 よって、歯周病と糖尿病の間には深い相関関係があります。歯周病はプラークコントロールが大事、糖尿病は血糖コントロールが大事、日ごろの自己管理が大切ですよね。 |
2013年10月28日(月) |
ストレスと歯周病は関係がありますか? |
投稿: ☀時々☁ 10% 19℃/14℃ |
『病は気からはじまる』と言うようにストレスと歯周病は密接に関係しています。 たとえば、ストレスが続くと免疫系の働きが悪くなり、風邪をひきやすくなります。加えられたストレスは、交感神経や内分泌ホルモン系に影響を与えて白血球などの働きを低下させ、歯茎の感染に対する抵抗力を弱めてしまいます。 また、ストレスで抵抗力が落ち、生活のリズムが崩れて、プラークコントロールが不十分になると、歯肉を腫らす可能性が高くなります。 そのほか、ストレスが原因となって、歯ぎしりや喰いしばりをすると、歯に強い力が加わり、歯周組織を傷めることにより、歯茎の状態を悪化させてしまいます。 |
2013年10月27日(日) |
60代の主婦です。骨粗鬆症と歯周病及び虫歯は関連がありますか? |
投稿: ☁のち☀ 20% 19℃/15℃ |
骨粗鬆症とは骨のカルシウム量(骨量)が減り、骨がスカスカになってもろくなる病気です。人の体の中では古い骨は壊され、新しい骨がつくられていきます。この壊される骨の割合がつくられる量を上回ると骨粗鬆症は進んでしまします。女性における骨粗鬆症の割合は50代で17%、60代で25%、70代で50%になります。このように、加齢に伴う女性ホルモンの分泌量の低下とともに発症率が増加し、女性に多いのが骨粗鬆症の特徴でしょう。 このように、骨粗鬆症は骨密度が低下する病気なので、歯を支えている歯槽骨ももろくなります。よって、歯周病にかかると歯周病の進行をはやめてしまします。 骨粗鬆症をふせぐには、カルシウムを多く含む乳製品や小魚をしっかりとり、適度な運動が必要です。また、カルシウムの摂取は歯を強くします。 |
2013年10月26日(土) |
最近は小中学生にも歯周病は増えている? |
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歯周病に罹患している人の割合は、40歳以上で80%以上です。歯周病は成人の病かと言ううと実はそうでもないのです。最近の小中学生の40%が程度の軽い歯周病、すなわち歯肉炎にかかっています。成長とともに次の歯周病に進んでしまう可能性が高くなります。 原因はいくつか考えられますが、一つはは、食生活の変化があげられます。柔らかくて加工された食品をたべる機会が多くなった結果、歯の周りに付着しやすくなり、プラークの成長を促してしまします。また、柔らかい食事は、一回の食事にかける時間を減らすとともに噛む回数も減らします。結果、顎の成長を妨げ、歯並びを悪くします。すると、プラークを除去しずらくなります。 このように食生活と口の中の環境が、小中学生の歯周病の増加の大きくかかわります。 |
2013年10月25日(金) |
妊娠してから歯茎がよく腫れます。妊娠の影響はありますか? |
投稿: ☁時々🌂 50% 23℃/16℃ |
一般に、女性は妊娠すると歯茎が腫れやすくなります。このような妊婦にみられる歯肉炎を『妊娠性歯肉炎』と言います。妊娠により分泌されるプロゲステロンと言う女性ホルモンは歯肉溝から出される体液と混ざることにより特定の細菌の活動性が活発になり、その結果、歯肉の炎症を引き起こします。しかし、歯周組織が健全で、清掃状態も良好なら歯肉炎は発症しません。 炎症の一番の原因はやはりプラークです。正しいブラッシングやフロスをしっかり使うことが一番の予防です。 妊娠中は「つわり」などの影響で大変ですが、通常よりも注意が必要です。 また、出産後には症状は軽減されますが、子育てなど様々な影響で歯周治療が受けづらくなると、歯肉炎が悪化する恐れがありますので、注意が必要と思います。 |
2013年10月24日(木) |
5歳の子供の噛み合わせが心配です。大人になって虫歯、歯周病に影響がありますか? |
投稿: ☁のち🌂 80% 21℃/18℃ |
乳歯列期(4歳〜6歳頃)の段階で矯正治療を必要とする不正咬合には、反対咬合、交差咬合があげられます。反対咬合の見分け方としては、乳歯における前歯が犬歯まで6本について、下顎が上顎より前に出る形で、逆に噛んでいる状態がみられます。また、交差咬合は、長く指しゃぶりが続いていると奥歯にずれを生じ、横にずらして噛む癖がついてしまうことで、上下の前歯の中心がずれたり、顔面を正面から見ると非対称になります。 こうした、乳歯の不正咬合をそのままにしておくと、永久歯になった時に、歯や歯周組織に様々な影響があります。ブラッシングがしずらくなると、歯ブラシが届きにくいために虫歯や歯周病のリスクがあがります。さらに歯並びに凹凸があると、唾液による自浄作用が悪くなりいっそう、虫歯や歯周病にかかりやすくなると言えるでしょう。 |
2013年10月23日(水) |
咬合調整(歯周病) |
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私たちが物を強く噛むとき、約50〜60sの力がでていると言われています。この力は上下の歯にバランスよく分散されます。しかし、このバランスが崩れると過度な力が歯周組織に加わります。この時に、プラークによって炎症がおきると歯周組織の破壊が急速に進みます。負のスパイラルにおちいってしまいます。このような場合に行われる治療法の一つに咬合調整があります。 力のかかりすぎている歯を削ることにより力を分散させるのです。この方法では、歯の表面を覆うエナメル質の部分だけを削って調整をしますので、削り口から虫歯になるようなことはありません。また、場合によっては症状のある歯に咬みあっている方の歯を削る場合もあります。 |
2013年10月22日(火) |
歯周病は遺伝する? |
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遺伝する要素はあります。 歯周病はそのかかりやすさに個人差がある病気です。 歯周病のかかりやすさは、 @細菌因子(プラーク) A生体因子(免疫力、抵抗力) B環境因子(喫煙習慣、ストレス、不規則な生活、偏食) しかし、必ずしもプラークの多い人が歯周病になるとも限りません。反対に、プラークが比較的少ない人でも歯周組織が破壊されてしまう人もいます。こうした違いは、免疫力に違いがあるために生じると言われています。 免疫力は遺伝します。若くても遺伝的にリスクがある人は、定期的に歯科医による歯周病のチェックを受けましょう。 |
2013年10月21日(月) |
子供の時に虫歯がひどいと大人になって歯周病になりやすい? |
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唾液の性状、歯の質、虫歯を発生させる細菌の種類、食生活、口腔清掃状態などの因子が相互に作用しあって虫歯を発生させます。 これらの因子は歯周病の発生にも関係します。 これらが改善されなければ、大人になって歯周病になりやすと言えます。 また、虫歯により早期に歯の喪失がおこれば、永久歯の歯列が悪くなることがあり、その結果、歯に異常な力が加わったり、口腔清掃が困難になったりで、歯周病を誘因する原因になります。 |
2013年10月20日(日) |